~おむつは、いつ頃からはずれる?~
「どのようなタイミングで、はずしたらいいのだろう?」と、おむつをはずすことに悩んでいる保護者の声をよく聞きます。そこで、どのように進めていけばよいのか一緒に考えてみましょう。
生まれた時からおむつ交換は始まります。おむつを交換する度に「いっぱい出たね。」「気持ち良かったね。」と赤ちゃんに触れ、優しい眼差しで語り掛けることで、交換の瞬間が安心のできるひとときになったらいいですね。
おひさまこども園の乳児クラスが行っているトイレへの進め方をお伝えします。
(0歳児)
1歳前後、1人で歩いてオマルに座れるようになります。そして、お昼寝後に尿がおむつに出ていなかった場合、「おしっこ行こうね。」と声掛けをし、トイレへ一緒に向かいます。オマルで排泄ができた時は、「おしっこ出たね。」と出たことを一緒に喜びます。このような経験を重ねながら、日中にトイレに誘いかける回数を増やしていきます。嫌がる時には、無理強いしないようにしています。
おむつ交換後は、新しいおむつの心地よさを知らせるために「気持ち良いね。」と声を掛けています。
<オマル>…取手のないプラスチック製のものを使用、簡単に丸洗いができます。
(1~2歳児)
足腰が強くなると自分で便器をまたいだり立ち上ったりできるようになります。そして、おしっこをする間隔が空くようになってくると、おむつ交換のタイミングでトイレに誘っていきます。
トイレを嫌がる時は、「〇〇ちゃんと一緒に行こう。」と友達を誘ったり、子どもが自分でペーパーを切ることができるよう、きりんの絵で長さを知らせたりしてトイレに行くことが楽しくなるように工夫しています。ご家庭では、子どもの好きなキャラクターの絵やシールを貼るなど、トイレは楽しいところと思える工夫をされると良いですね。トイレで排泄ができた時は十分に褒め、〝トイレでおしっこができた″という自信がもてるようにします。
<2歳児のトイレ>
0歳児の時と同様、嫌がる場合は無理強いはしないようにします。
おむつがはずれるタイミングには個人差があります。焦らずゆったりとした気持ちをもつようにしてくださいね。
トイレで排泄をするイメージが湧くように、トイレに関する絵本を読んだり、お人形をトイレに座らせてみた後に「トイレでできたら気持ちが良いね。」などと声掛けをしたりして、排泄への気持ちを促してみてはどうでしょうか?
ご家庭でお子さんと遊ぶ時に、人形やトイレのおもちゃを使ってトイレごっこを楽しむのもよいきっかけになると思います。
<絵本>