おやこサイン教室
2022年4月22日(金)
赤ちゃんは、泣いたり笑ったりすることで、自分の気持ちを伝えようとしています。今回は、赤ちゃんのコミュニケーションの1つとしてのサインについて、講師の増井 淑(ますい よし)さんにお話してもらいました。
まずは「お返事はーい」の自己紹介をする中で、赤ちゃんやお母さんの気持ちもほぐれ、和やかな雰囲気になりました。
そんな時、赤ちゃんの「あーん」という声が聞こえると先生が「この時、赤ちゃんはどんな気持ちかな?」と問いかけられました。お母さんは「抱っこして欲しいと思っている」と答え、抱っこすると赤ちゃんは、とても嬉しそうでした。
「あーん」という声や表情や仕草もサインの1つです。サインを出した赤ちゃんの気持ちを分かってあげたいと思うお母さんの気持ちが大切だと話されていました。
音楽に合わせて子どもを抱き上げたり、「大好きぎゅ~」と抱きしめたりしました。日頃からスキンシップを取ることで子どもからもぎゅ~と返すようになり、親子の関わりが深まっていきます。
〝絵本″や〝鳥″などの名詞にもサインがあることを教えていただきました。絵本を読み終わった時に「もっともっと」と子どもから何度も要求された経験があるかと思います。子どもの気持ちに寄り添って応えてあげることも大切ですが、繰り返し要求があると困ってしまいますよね。そのような時は〝これでおしまい″というサインで終わりを知らせるとよいこともアドバイスしていただきました。
音楽に耳を傾け〝聞こえる″のサインで輪になって歩きました。円の中心に向かったり外に広がったり、みんなで大きな風船の形になり体を動かすことで、自然と子どもが笑顔になり、ほっこりした雰囲気で楽しさを味わうことができました。
最後には、今日教えてもらった〝バイバイ″や〝これでおしまい″などのサインを早速みんなで行いました。赤ちゃんは、お母さんやお父さんの表情をよく見ています。サインをする時には、言葉も一緒に添えて赤ちゃんと目を合わせて笑顔で伝えられるようにしたいですね。
イベント後には、増井先生がお母さん方からの相談に応じてくださいました。
~アンケートより~
『まだまだ子どもはお喋りができないですが、サインを覚えることでコミュニケーションを取れるようにしたいです。子どもの前でたくさんサインを見せようと思います。』
『いろいろなサインを教えてもらえてよかったです。子どもとたくさんコミュニケーションを取れそうです。』
と保護者の方から嬉しいお声をいただきました!
今回のイベントを通して、子どもと触れ合ったり、気持ちが通じ合ったりすることの楽しさや喜びを保護者の方に感じていただけたようです。ご参加くださった皆さんの素敵な笑顔が印象的なイベントでした。